インフルエンザと肺炎球菌ワクチン
予防接種は、ワクチンを事前に接種することによって免疫をつけ、特定の感染症にかかりにくくし、また重症化を防ぎます。
当院では、成人を対象にしたインフルエンザと肺炎球菌のワクチン接種を行っています。ワクチンの接種を希望される方は、お問い合わせください。
インフルエンザワクチン
インフルエンザウイルスは毎年少しずつ性質を変え、異なるタイプが流行するので、それに対抗するために、予防接種も毎年行う必要があります。また、予防接種を行ってから効果が出るまでに約2週間かかり、その後の効果は約5ヵ月間持続します。そのため、流行前の10月下旬~12月頃に接種するのが効果的とされています。
令和3年度 インフルエンザ予防接種
2021年10月1日より、インフルエンザ予防接種の予約を開始いたします。
対象 | 価格 |
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大人(13歳以上) | 3,500円 |
子ども(小学生以上) | (1回目)3,500円 |
(2回目)1,500円 |
- 子どもの2回目の値段は、1回目を当院で接種した方が対象です。
インフルエンザ予防接種に関するご予約・お問い合わせは、当院までご連絡ください。
ご予約・お問い合わせ | 0533-93-2310 |
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肺炎球菌ワクチン
がん、心臓病についで、肺炎は日本人の死亡原因の第3位を占めており、大人の肺炎の20~40%は、肺炎球菌が原因と言われます。高齢者や慢性疾患を持っている方などは肺炎にかかりやすく、しかも治りにくい傾向があります。肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぐ目的で接種を行っております。
接種は、1年を通していつでも可能です。ただし、接種後5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みが強く出るケースがありますので、再接種を希望される方は、5年以上の間隔を空けてください。接種の年月日は、忘れないようにメモに残しておきましょう。 また、接種した部位が赤くなったり、腫れたり、熱を持ったり、痛んだりすることがありますが、通常は2~3日で治まります。その他、熱っぽい、だるいなど、体調に変化が生じた際は、すぐにご相談ください。
成人用肺炎球菌ワクチンの接種が望ましい方
- 65歳以上の方
- 養護老人ホームや長期療養施設などに居住されている方
- 慢性の持病をお持ちの方(COPD等の呼吸器疾患、糖尿病、慢性心不全、肝炎や肝硬変等の慢性肝疾患など)
- 病気や免疫抑制療法のため感染症に罹りやすい状態にある方、脾臓摘出などによる脾臓機能不全のある方など
日本呼吸器学会「成人市中肺炎診療ガイドライン」(2007年)「医療・介護関連肺炎診療ガイドライン」(2011年)より
インフルエンザワクチンとの併用接種
インフルエンザワクチンの接種を併せて行うことで、肺炎予防の強化につながります。そのため、肺炎の予防には肺炎球菌ワクチンだけでなく、インフルエンザワクチンの併用接種が推奨されています。
公費助成制度
高齢者を対象とした成人用肺炎球菌ワクチンは、「予防接種法」に基づき市町村が実施する予防接種(定期接種)です(定期接種の対象となる方は、生年月日により毎年異なります)。対象期間内に、市町村の契約医療機関や保健所で接種を受けると、「公費助成」が受けられます。詳細については、お住まいの市町村にお問い合わせください。
豊川市 75歳以上の方の23価および
13価肺炎球菌ワクチン
接種費用の一部を助成
予防接種後の注意事項
予防接種後の30分程度は、接種を受けた医療機関にそのまま留まるか、医師とすぐに連絡が取れるようにしておきます。接種部位に異常な反応が現れたり、体調に変化が生じたりしたような際は、速やかに医師の診察を受けましょう。 また、接種部位は清潔を保ち、接種後24時間以内は体調が変化する怖れがありますので、過激な運動や過ぎた飲酒は控えるようにしてください。
お問い合わせ | 0533-93-2310 |
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